子供にとっておやつ(間食)とは?
子供は体が小さく、一回の食事ではたくさんの量を食べることができません。
そのため、朝・昼・夕の3食だけでは必要なカロリーや栄養素を摂取しきれません。
それを補うのがおやつ(間食)です。
おやつ(間食)の目安は?
一日のエネルギー摂取量の10~20%がおやつ(間食)の目安といわれています。
年齢 | 推定エネルギー必要量(kcal/日) | |
男 | 女 | |
---|---|---|
1~2歳 | 950 | 900 |
3~5歳 | 1,300 | 1,250 |
★間食の目安 100~200kcal
おやつ(間食)のタイミングは?
おやつ(間食)の回数は、年齢によって、1~2回を目安とします。
タイミングは、朝・昼・夕の食事に影響を与えない時間帯が適当とされています。
年齢 | おやつの回数 | タイミング |
1~2歳 | 2回 | 午前10時と午後3時 |
3~5歳 | 1回 | 午後3時 |
★量や時間を決めて食べることが食習慣の確立に重要と言われています。
効果的なおやつ(間食)のとり方
- 食事で摂りきれなかった栄養素を補う。
(※たんぱく質、カルシウム、鉄、ビタミン等) - 毎日のおやつの時間を決める。
- おやつの量を調整する。
- 胃内滞留時間の長い栄養素は控えめに。
(※繊維質や脂質の多いもの等) - 一緒におやつの時間を楽しむ。
- 素材の味を楽しめるものを選ぶ。
- 発達にあわせて適度な固さのものを取り入れる。
よく噛むことの効果
子供は柔らかいものを好みがちですが、噛むことで食べ物を飲み込みやすくするだけでなく、様々な効果が期待されます。咀しゃく能力の発達に合わせて適度な固さのものを与え、噛むことを習慣づけることが大切です。
- 唾液などの消化酵素の分泌を促し、消化機能を高める。
- ゆっくりよく噛んで食べることで食べ過ぎを防ぐ。
- 唾液の分泌を促すことにより、虫歯を防ぐ。
- 筋肉を使うことにより、表情を豊かにする。
- 脳への血流を増やし、脳の発達につながる。
食塩の摂取目安は?
日本人の食事摂取基準(2015年版)では、1日当たりの摂取目安が設定されています。
おやつを選ぶ際にも、食塩の摂り過ぎにならないよう注意が必要です。
年齢 | 食塩相当量の食事摂取基準(g/日) | |||
男 | 女 | |||
---|---|---|---|---|
目安量 | 目標量 | 目安量 | 目標量 | |
6〜11ヶ月 | 1.5 | - | 1.5 | - |
1〜2歳 | - | 3.0未満 | - | 3.5未満 |
3〜5歳 | - | 4.0未満 | - | 4.5未満 |